開発・技術力
金型設計製作から成形量産~アセンブリまで一貫した体制を確立
金型のみの販売から成形対応~量産のご依頼まで受託可能
製品設計から、金型設計、金型製作、試作、評価、成形、2次加工、アセンブリまで製品をトータルに手掛け、高品質、短納期、低コストを実現。金型構想設計は、製品に求められる仕様を正確にイメージ、把握した上で成形者がいかに楽に良い品を生産できるかを常に追及し続けています。
プラスチック製品のプロとして長年培ってきた豊富な経験や、試行錯誤された高度なノウハウで最適なカタチを企画、提案いたします。お客様のニーズとものづくりを常に追求し、生産効率や精度を高めるソリューションを提供し、単なる金型・成形メーカーにとどまらず様々な分野でお客様のパートナーとなっています。
金型製造工程
製品検討~形状提案 |
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構想設計~金型設計 |
金型製作~仕上処理 |
成形加工工程
試作評価~金型修正 |
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成形量産~2次加飾等 |
組立溶着等~アセンブリ |
出荷までの工程
寸法検査~外観検査 |
出荷~納品 |
金型製作から成形までの流れ
金型設計の打合せ
製品と成形を深く理解し、それを意図的に製品形状提案~金型設計へアプローチ
金型設計は、ものづくりプロセスの入口であり、製品の品質と生産効率を決定づける重要なステップです。金型の直接のユーザーは成形者であり生産をする方達です。金型設計、加工、そして成形に従事する各技術者が協力し、知恵を結集して製品開発における重要な決定を共に行います。製品の完成形を精確にイメージし、ユーザーの視点を念頭に置きながら創造性を発揮します。適切なコストを考慮した上で、形状、強度、そして材料をご提案。後工程である加工工程や加工適正までも事前にコミュニケーションを取り考慮し金型設計を行っています。
高耐久性の金型製作
設計者の意図を理解した上で、加工のプロフェッショナルが独自の技術を用いて価値をさらに高める
機械加工には様々な蓄積されたノウハウがあります。どのような加工方法でどのような条件でどのような狙いで加工するのか、金型のどのような用途のどのような部品を加工するのかを意識した上で狙いや仕上がり目標を定めます。また加工精度や再現を高める為の治具なども自社で設計製作しながら加工を進めます。これらは鋼材の種類によってもアプローチが様々で、一般的なプリハードン鋼からステンレス鋼、ベリリウム銅や難削材までも豊富に実績があり、適正化された加工工程により金型製作が進められます。
金型の組立
加工後、徹底した品質管理のもと精密測定を行い、その結果を基づいて金型の組み立てを進める
三次元測定機、コントレーサー、光学顕微鏡などを用いた寸法管理により、嵌合のギャップを数値で正確に管理しています。この厳格な管理により高精度な合わせをもつ金型が製作されます。さらに、各部品を組み立てる仕上げ過程において最終的な寸法や仕上がりの調整を行い、初回の試作(T0)から戻りが少なく高耐久性の金型製作を実現しています。外観製品も多く取り扱っておりハイレベルな鏡面仕上げの期待にも応えています。
金型の検証と修正
試作、測定、そして評価結果を適切にフィードバックし、金型の修正を行い完成形に導く
熟練した成形技術者によって試作が実施されます。ただし、試作で良品が得られたとしても、それだけでは優れた金型とは言えません。量産段階に入り、何十万ショットの生産を行う中で、いかに安定して良品質の製品を継続的に生産できるかが重要です。そのため、予測されるトラブルに対しては、事前に金型の修正を行います。また、弊社の成形技術者は金型に関する深い知識も有しており、金型のどの部分をどのように修正、加工、または改造するかを指示し、フィードバックを行います。
量産開始
量産フェーズの開始がスタートライン。効率的に高品質な製品を持続的に生産する能力が、成功の鍵を握る
量産は成形条件を含み、決まった製造条件で製造を続けていれば良品が生産され続けるわけではありません。金型に付着するデポジットなどによるガス抜き効率の変化、型締めや射出圧力による金型の歪みや磨耗、そして射出成形機自体の摩耗による状態変化など、時間とともに生じる多くの変化に対処する必要があります。これらのインプットの他にも様々な変化が成形品の品質に影響を与えるため、絶えずアウトプットである成形品も変化します。弊社では、全ての成形技術者が金型のオーバーホールを行うことができ、メンテナンス等を適正に実施しながら変化に適応、金型を適切に管理しており持続的な高品質な生産を実現しています。また社内に自社の金型工場を持つ為、金型改造やトラブル発生時も迅速な復旧が可能であり、これらの迅速さにおいては他社に引けをとりません。
徹底した品質管理
真に品質を保証し管理するためには、金型の構造と成形プロセスのロジックに基づいた包括的な管理方式が不可欠
金型構造と成形プロセスへの理解は、品質管理と効率的な生産の核心をなす要素です。弊社では品質管理においても金型・成形の製造知見を持ち合わせた技術者が品質管理にあたります。製品の金型構造やPL構成、ゲート位置、流動末端位置等を理解し、これらの要素に基づいて潜在的な不具合や品質リスクを予測します。どのような不具合がどこに発生する可能性があるか、どのような品質危険性が潜んでいるか、どこをどのように管理していれば金型や製造の異常に気付くことができるのかを論理的思考に基づきターゲットし、予測管理しています。
問題解決と提案
各種印刷等の加飾、加工、組立など、2次加工にわたってもお客様のご希望に応じてトータルソリューションを提供
最終目標は、お客様のニーズに合わせたトータルソリューションを提供することです。各種工程をお客様がばらばらに手配することは、面倒なだけでなく、品質低下やリードタイムの増加という問題を引き起こす可能性があります。このような状況を避けるために、当社はワンストップのサービスを提供しています。一連のプロセスを一手に引き受けることで、各段階での調整の手間を省き、一貫した品質管理を実現します。これにより、製品の品質が向上し、納期の短縮も可能になります。